どこにも敵はいないのだった。のどかな小さな村があるばかり。そよ風とうららかな日差しがふさわしかった。それでも、なぜか軍隊があるのだった。百人の兵士と十台の戦車を有するなかなかたいした軍隊であった。ところが、敵がいないのだった。どうにも格好…
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