偉い実業家と取引することになった。いや。すでに取引していた。それで、契約が切れる頃に電話があったのだ。継続の催促だろう。いろいろ説得されたが、解約は決めている。「やはり無理ですよ」「それでは、たくわんも一緒に漬けよう」「えっ？ 当然、ぬか漬…

自宅の増築工事のはずが、拡張され、飛び火する。請負会社の関連施設増設工事の現場へ同行。責任者らしく、視察みたいなことをする。鉄筋コンクリートによる造形物。それらを世話するヘルメット姿の労働者。現場担当者からギフト商品を提供された。昔、見飽…

久しぶりにアニメを鑑賞している。制作者は、ある分野における第一人者。登場人物の頭部が吹き出しのような雲に接続。雲はゆっくり回転しながら街中を移動する。そんな内容で、コメントを求められる。「だからなんなの？ 意味わからん」それでは冷淡な気がし…

互いに敵対する男女の怪盗がいた。なんであるか不明であるが、ある貴重品をめぐり 両者による壮絶なバトルが勃発。木造アパートの外階段において くんずほぐれつの奪い合いが始まった。そこへ、アパートの住人である少年が割り込む。どちらか不明だが、どち…

嫁を実父に寝取られ、家族崩壊した事例があるそうだ。契約による結婚、やはり不自然ではなかろうか。どこかしら、いやらしさがまとわりつく。インフラが整備された現代社会において不自由な状況をみずから望む人は少なかろう。家族や親類、リスクになりかね…

世界的な流行（はや）り病（やまい）により、不況の長期化は確実。非常事態宣言の戦時下体制にあると心得よ。起業、投資、証券、ギャンブルには手を出すな。儲けより損切り。存続を優先せよ。住宅ローン、結婚、出産はリスク。わがまま、贅沢は控えよ。不安…

プールにて鬼ごっこみたいな試合をしている。我がチームは追い込まれ、負けを認めるしかなさそう。プールの底に小さくて光るものがいくつか落ちていた。どうやら魚の鱗（うろこ）のようである。ライバルのチームに半魚人でもいるのだろうか。だとすれば、と…

駅にて親類縁者と待ち合わせ。やがて兄に呼ばれて半分ほどが移動する。そのまま戻ることなく別行動。なので、別れの挨拶を欠いてしまった。引率されるままホームから線路に下り 対面に停車中の電車に乗り込もうとする。なぜか皮をむいたミカンが一個 電車と…

寝室の窓から近所の幼い女の子が侵入。窓際に置いてあったゴルフボールを拾い上げる。私もそれを検分する。ゴルフボールにしては意外と重い。どうやら開いた窓から転がり込んだらしい。「ボールが見つかって良かったね」外へ戻る女の子を見送る。掃き出し窓…

曇り空の下、教卓に向かって書き物をしている。顔を上げると、縁日で賑わう商店街。小さな女の子が興味深そうにこちらを見上げる。おぼつかない足取りで近寄って来る。あまりにも小さい。手のひらほどの背丈（せたけ）しかない。私が空中に浮かせていた裸足…

加工食品の製造工場ではないかと思う。機械の調子が悪い。仕上がった製品がおいしくないのだ。ラインを分解して調べることにした。部品であるモーターの中まで分解。磁石のひとつが規格外であることをが判明。これを上司に報告する。大問題に発展する予感が…

隣町へ行って家を買うつもりが なぜか墓を買うことになってしまった。墓石ではない。墓石を置く土地でもない。墓そのもの。それがなければ死ぬことも叶わない。ちょっとよくわからない。とりあえず墓屋へ行ってみる。墓石の上に陽炎（かげろう）のようなもの…

駅か空港のような広い屋内。それらしき群衆も散在している。なぜか大きなタイヤを背負っている。さして重くはない。スキー場のゲレンデのような下り坂がある。背中のタイヤに体重を乗せてみる。うまい具合にタイヤだけが転がる。背中に車軸でも付いているの…

おれはしがないガードマン。カジノで職務中、五百円玉が必要になった。で、手持ちの小銭を集めて店員に申し込むと「両替はやっておりません。ただし････」おれはすぐに察した。「そうか。プレイすりゃいいのだな」千円札でお釣りに五百円玉をもらえばいい。…

飛行場にて大いに混乱している。フランス人形みたいな女の子に語りかける。「あれがボーイング747だよ。 機長が牛を飼っているという噂だ」私はどこへ飛び立とうとしているのだろう。Cattle CaptainI am very confused at the airfield.I talk to a girl lik…

体育館にて作業中、同僚に尋ねられた。「及川（おいかわ）無頭心（むとうしん）の曲名わかりますか？」ついさっきラジオで聴いたばかりの曲だ。「うん、わかるはず。歩きながら思い出そう」実際に歩き始める。曲名は「頑張って行こう」だったか。それらしい…

救助されている。男に背負われ、移動している。救助者に語りかける。「体を軽くしなければいけないですよね」返事はない。心まで救助するつもりはないらしい。でも、それで問題のほとんどが解決するはず。おれは決意する。とりあえず、体を半分くらいまでそ…

人にはそれぞれ向き不向き、好ききらい、できることできないことがある。あなたの価値観や信念をみだりに押しつけてはならない。関係がこじれ、紛争の種になるばかり。国際社会、また然（しか）り。ImposeEach person is unsuitable, dislikes, can and cann…

ブラジャーを連想させる形状の針金細工らしき白い物体がいくつか スタジオの空中で蝶のように浮遊している。ただ逃げているようでもあり 遠慮がちに誘っているようでもある。崇高な意味を持つそうだが、残念ながらその意味に関する記憶は失われてしまった。W…

弥生（やよい）３月１２日 yayaさんの誕生日 いつもお声をありがとう 嬉し 楽しでございます 蝦夷地（えぞち）は遠くにありぬれど 近くば 寄って 責められる あれあれ それはなりませぬ いやいや そんなご無体な お情けを や や や 自作自演。 Song Celebrat…

ある世界的に有名な作家が読書している。そのテーブルに近寄る。「自費出版の本なんだ」彼の小説の初期段階の原稿による本だという。ちょっとだけ見せてもらう。段落を落とした有名な前書き部分がない。「あれがないと、まるで感じが違いますね」普通の小説…

シェアハウスの窓から顔を出して外を見る。卵パックを大きくしたような架設事務所がテラスを覆うように設置されていた。半分ほど透けて内部の人影が見える。中で会議が行われているようだ。このように物体として示されてみると 修繕工事が行われていることを…

ナスの形をした柿を食べている。なかなかおいしい。腐ったような虫食い部分があるものの そこを避（よ）けて食べ続ける。レシートみたいな感熱紙の説明書があった。種の何割かは、おいしさ維持のため破損されるのが自然の掟、とのこと。それで虫食いみたいに…

報告書を二枚、書き終えたところ。同僚たちと共同作業で仕上げたもの。二つのテーマについて別々に書いてある。本日、各テーマの担当者は休みなので 私が上司に報告することになった。だが、よく考えてみると 私はもうこの会社にいないはずなのだ。とっくの…

僕には逃げ道がある。君にはない。僕はとりあえず自由だ。君は常に囚われる。独自な世界を育てなかった君。与えられた世界の中で君は死ぬ。「note」yayaさんが演じてくださった！The Given WorldI have a way out.You don't.I am free for the time being.Yo…

倉庫のような施設に到着した。インフルエンザの感染調査のためらしい。白っぽくて殺風景な部屋に入る。曲がった人の列が三本できている。平行でも直線でもなく、間隔が空いている。分離したばかりの染色体を連想する。診察しているのは白衣を着た白人女医だ…

招き猫を招く方法について考えていた。すると、ある人物がある方法を示した。だが、その方法より優れた方法を知っている。そして、どちらの方法にしてもも十分とは思えない。ゆえに、これ即ち、招かざる考え。Cat Not BeckoningI was thinking about how to …

集合住宅の一階部分、外から内側の一部が見える。その一つの部屋に聡明なる少年が住んでいる。右隣の部屋には得体の知れない壮年の男。まだ眠っているのか、部屋は暗い。さらに右隣の部屋には若い女が住んでいる。その部屋に左隣の男の姿の一部が見えた。左…

新聞の詩を書かねばならぬ。それはどうしても回避できぬことのようだ。されど、困った。新聞の詩なんか、どう書くんだ？ 現在、紙媒体の新聞が死に瀕していることはわかる。無料のWebニュースがいくらでもあるから。一週間無料配達のプロモーションも断って…

蛍光灯のオマケ、販促品。スイッチに結んで延長するヒモの、あれ。あれについて考えている。あれについて考えるということがなんらかの政治的な意味合いを持つのではないか。そう思うものの、さしたる展開はない。取っ手部分に世界的なキャラクター。意味が…