Tome文芸館 Annex

自作読み物を紹介。動画用朗読音声を常時募集。英訳はGoogle翻訳。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

甘い罠

君たちのその大切な部位の中にはそれぞれ甘いお菓子が入ってるんだよ。市販のお菓子が少なくとも一個はね。ありふれていたり、有名だったり ちょっと滑稽だったりするけどね。こっそり忍ばせてる場合もあるけどほとんど自然発生的にそこにあったはず。言われ…

世間との対峙

まずあなたがすべきことは世間を知ることです。あなたが置かれた状況を把握することです。わからなければ調べましょう。調べてもわからなければ考えましょう。考えてもわからない場合は仕方ありません。わからないままにしておきましょう。わかったつもりに…

蟻のコーヒー

歩きながら汁粉(しるこ)をカップで飲んでいる。かなり甘い。「この原材料は蟻(アリ)よ」と連れの女が言う。小豆(あずき)に見えるこれが蟻か、などと思う。そのうち、なぜかクルマで移動販売を始めている。「蟻のコーヒー、完売しました!」彼女がマニ…

雑然とした関係

雑然とした部屋で作業していた。雑多な機材が無秩序に転がっている。すると、整理作業をしていたのかも。隣の部屋を覗く。ここの作業員は先に帰ったようだ。安心したのか、そのまま立小便を始めてしまう。散らかっているから誤魔化せると踏んでいる。奥から…

凄いこと

ああ。なんか凄いことしたいな。そこらへんに落ちてる物事でなくてあってもなくてもどうでもいい話でなくてまさに驚くべきこと。ありきたりな日常を吹き飛ばすようなこれまでの思い込みが馬鹿らしくなるようなそんな そんななんか凄いことしたいな。「note」…

気がかりな案件

ある気がかりな案件について考えていた。この内容を決して忘れてはならない、と。不意に電話が鳴った。受話器を取る。若い女の声がする。ただし、よく聴き取れない。「すみません。お声が遠いようですが」どうやら会員をやめたい会員らしい。「お名前を教え…

パネルの逆襲

人体の器官を長方形のパネルの中に組み込む。それによってパネル内システムが活性化する。つまり、サイボーグの逆。とうとう機械の中に生体が組み込まれる時代になったか。操作するは若き天才外科医。ところが、どうも様子がおかしい。背景が遠のき、彼の顔…

なにやらプロ集団

フリーのカメラマンやライターが集まった。すると、ここは新聞社だろうか。ある地味なテーマの写真が反響を呼んだらしい。それを売り込んだ若者は自信を深めたようだ。さて、先輩のカメラマンが外出するらしい。あまり乗り気しないが、同行する。坂道の途中…

スイカの黒い種

集合住宅の駐輪場の前でスイカを処分している。食べきれないので売ろうとしていたのかも。潰れたように割れたスイカも一個あった。中にある黒いのは種ではなく、ゴキブリの死骸。それでも無料なので持ち帰った婦人がいた。後で考えたら、気がしれない。道端…

助手の顔

一人称小説を読んでる感じ。語り手の男は知人にクルマで自宅まで送ってもらう。そこは気になる園児が通う幼稚園の近く。自宅ではなく、研究所かも。なぜなら、知人の女は助手となり 爬虫類か両生類みたいな顔の男を差し出す。突然の停電。どこかで漏電が発生…

セラモデル

僕が作ったプラモデルは潜水艦みたいな形。それに対して、知らない男があれこれ文句を言う。「じゃ、返してよ」と怒って見せたら「いやだ」と胸に抱くみたいにして返さない。そのため、その大きさ形が腕くらいなのと丈夫そうだからセラミック製かな、などと…

魔女のダイブ

小高い丘の上の神社の境内みたいな公園を仲良し数名と手をつないで歩いていた。この中に僕が昔好きだった女の子がいる。彼女には僕でない好きな男の子がいる。彼は妙なあごひげを生やしているのに衣装のせいか、ゴスロリの魔女のようだ。ふたりがくっつくよ…

地図上の巻尺

床に敷かれた巨大な地図の上で作業中。被災者収容施設にいるような印象。地図上のある位置で巻尺の端を母に持ってもらう。そこを始点としたある位置までの距離を計測する。そこに印を付け、さらのその倍の距離のところにも印を付けようとして、方法の誤りに…

アニメ顔の蜂

宮殿を連想させる立派な庭園。大学のキャンパスのようでもある。おや、やんごとなき方々がお見えのようだ。接待すべく近寄ると、一匹の蜂が飛んできた。アニメで観たような変な顔。なぜか私の近くばかり飛ぶ。針を刺されそうで怖い。思い切って指ではじいて…

多機能ペンスタンド

オフィスにてデスクを挟んで同僚と向き合っている。作業をしており、見つめ合ってるわけではない。配置換えの最中で、引出しの中を整理していたら もらい物のペンスタンドを見つけた。色々な筆記具が収納されており、多機能。なかなか立派な見栄えだ。すると…

競走

我々は河川敷の土手の上を走っている。6人ほどで競走していおり、その内の誰かが引き離すわけではなく、遅れるわけでもない。外部から挑発などあるが、あまり乱れない。個々の順番の移動さえほとんどないまま しばらく同じような走行ペースを保ち続けている…

音楽家たち

寂(さび)れた町に音楽家たちが集結したそうな。楽の音ねによる町興(おこ)しを狙っておる。あにはからんや、ガス爆発事故が発生。裏目裏目に賽(さい)の転がることよ。その見込みなき未来像たるや、目を覆(おお)うばかり。ほんに涙なくして語られまい…

トイレの両生類

社内旅行か同窓会か、旅館に泊っている。宴たけなわではありますが、トイレへ。このドア、構造的に閉まりが悪い。便器とドアとの隙間が極端に狭いのだ。なんとか苦労して中に収まる。ところが、変なのだ。3割ほど洋式な和式便器の中に黒い塊がある。流し忘…

気にかかる

大学のサークルにて友人と談笑中。相撲の番付と勝敗予想など。それはともかく、気にかかる。緑茶でうがいしてから寝たら 喉に割り箸大の茶柱が突っかかる感覚。キャップしたままハンコを押してしまい 会計担当理事に迷惑をかけたのも、少々。排水管の修理工…

賭け狂い

望む 望まざるにかかわらず 生まれた時から いや すでに 生まれる前から おまえは博打をやっている 始める前に 終わっているとも知らないで 裏の裏をかきながら 奥の奥をこっそり覗き 破滅の足音 聴きながら わずかな奇跡 盗み見る もう賭け金には麻痺してる…

健康に投資

病気で入院している。ただし、病名は知らない。回復に向かっていることは確か。診断データがそれを示し、実感もある。むしろ、普通の人より健康かも。レントゲン写真を見ながら、そう思う。ある日、健康を株式みたいな証券と捉(とら)えそれに投資する男が…

二重改札口

電車から降りて改札口へ向かう。ただし、電車に乗っていた記憶はない。駅構内を仲間と一緒に歩いていたから電車から降りたに違いないと推測したわけだ。2枚の切符を重ねて自動改札機へ挿入しようとすると近くにいた駅員が省略して構わないという指示を出し…

8人の子ども

知人が録画したビデオを観ている。小学生の遠足のようなイベント。このビデオが学校で話題になったそうだ。登場する子どもの人数が変なのだと。男女8人のグループが目的地を目指す。途中から自分もメンバーの一人になった気分。男の子が何かを見つけて道路…

サイボーグの目

誰かと約束したみたいで、動画を制作中。3Dのリアルなアニメーションである。サイボーグ女子であるキャラクターの目の中に現在の時刻と思われる数字を入力している。それら数字はシール状になっていてピンセットで挟んで目の中に植える感じ。ちゃんと入力し…

紙に名簿

扇形の紙を透明ポリ袋の中に納めようとしている。なんとか納めたものの、成功した気分はない。チャイムが鳴った。起床。来客いない。また眠る。さきほどの紙とは関係ない紙に名簿をつける。集合住宅の住人たちが参加した記録として。実家の壁を下敷きにして…

あえて苦言

ああ、またか。(つまんねえ)言うまでもない。(聞く身になれよ)書くまでもない。(読む身になれよ)あえて投稿するまでもない。(そりゃそうだ)ないないないない、必要ない。余計な時間を使わすな。Hey!Dreadfully ApologeticOh, are you again?(It is b…

七面鳥と毒グモ

遠足の途中か、道を歩いている。道端に七面鳥がいた。ちょっかいを出したくなった。人に馴れているのか、近寄っても動じない。手を伸ばすと、ノラ猫のように「フーッ」と唸る。表情は不明。触れるのは危険な気がした。よく見ると、すぐ近くに黒い塊があった…

お菓子の地図

女の子とお話し中。幼い女の人と言うべきか。彼女、両手に地図を広げて持っている。お菓子またはパンを配置したような変な地図。彼女と向かい合い、地図上の島々を指さしながら「ポリネシアン」とか「オセアニアン」とか言ってみる。そんなことが、なぜか楽…

配置換え

ある重要なミッションの直後、配置換えがあった。不適任であると上層部が判断したわけだ。人事部のいかついガタイの男に引きまわされる。「ちょっとうるさくなるが我慢しろ」ゴルフの打ちっぱなしのようなコーナーがあった。身体能力のデータ収集作業のため…

兄弟喧嘩

神社の境内にある幅広の石段にて兄弟が喧嘩してる。今にも殴りそうな気配を秘めた口喧嘩。上へ行ったり下へ来たり、左へ行ったり右に来たり。石段の右下あたりで休憩していた俺は触れんばかりに近寄った兄へ水筒の水をかける。すると、兄弟は結託して俺の手…