Tome文芸館 Annex

自作読み物を紹介。動画用朗読音声を常時募集。英訳はGoogle翻訳。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

終わる

終わる 終わる いつか終わる ことごとく 始まりあらば 終わりあり 終わりあらば 栓もなし 痛い事 要らん事 つまらん事は やりとうない 自作自演。 EndingEnding endingSomeday endingEverythingIf there is a beginning, there is an endIf it is over, ther…

上がり框

実家の玄関先にて母と兄とが揃(そろ)い上がり框(がまち)の上に立つ次男である我の行いの至らぬをなじる。我も相当に怒(いか)り理(ことわり)をもって反論するにはて、心張(しんば)り棒はどこへやら。到底通じぬ。 自作自演。 Rising StileAt the en…

老いの窮地

立ち食いそば屋を連想させる店。だが、じつは小さな居酒屋なのだった。そこそこ客は入っている。ここで食事をするつもり。ところが馴染みの店主はお喋りに夢中。さっぱり調理する気配がない。そのうち若い女性客が大勢入ってきた。にぎやかで華やかな雰囲気…

プログラミング

プログラムを書いている。その一行の挿入によって次の一行が作動するようになった。ここだけではない。他の行でも同様の結果が得られた。これで次の展開に進める。なかなか画期的な切り口ではないか。このひらめきに褒賞を与えたいくらいだ。しかしながら、…

RoboDancer

Scratchにてプログラミング。そのままなら単調に踊るだけ。矢印キー→←↑↓を押すと、移動する。

ドアノブの攻防

個室に入る。トイレと思われる。ドアを閉めようとする。すると、外側のドアノブをつかむ者。それは知人の男ようだ。「ほらほろ、どうだ。困るだろ」冗談のつもりらしい。気が知れない。さらに、バックル式の錠前を分解しようとする。まったく冗談になってな…

失礼な女

自分の部屋で寝そべっていた。唐突に出入り口のドアが開いた。見知らぬ女が入ってきた。女はそのまま部屋を斜めに横切る。隣の部屋に通じるドアを開けて消えた。挨拶も目くばせも何もない。隣の部屋は兄の部屋だ。すると、兄のガールフレンドか?まあ、誰で…

コイン泥虫

誰かと別れたばかり。実家の近く、田舎道を歩いている。今は昔、まだ舗装されていない。ぬかるんだ泥道は、雨上がりらしい。足もとに白っぽいものが見えた。一枚の百円硬貨だった。ラッキー!すぐに拾い上げる。もっと落ちてないかな。先へ進む。あっ、落ち…

温泉クラブ

チェスクラブに誰かといる。ただし、誰ともチェスを指していない。それは私だけではない。十数人ほどいる客は誰も対局していない。皆、他に目的があるようだ。やがて、旅に出ようとする人が現れる。その人について外へ出る。地下鉄から出るみたいに斜め上に…

お笑い芸人たち

お笑い芸人の養成学校に入学することになった。みずから望んだわけではない。世間のしがらみという奴だ。とりあえず、転校生気分で登校。キャンパスは日常化した文化祭ムード。大小さまざまなお笑いネタが配置されている。それら変なものを使って笑わせてみ…

虫つぶしゲーム

私は布団の中にいる。目覚めたのか、眠れないのか。少し上体を起こす。畳の上、一匹の小さな虫が這っている。ゲジゲジのような多足類。ただし、色は肌色。これは放っておけない。このままでは安心して眠れない。布団の中から右手を出す。親指の付け根で虫を…

Animal Connection

Scratchにてプログラミング。同じ動物を同じ色の線でつなごう!引く線が、違う色の線や違う動物に触れたら、失敗だよ。マウスで動物をクリックして移動→線を引く旗をクリック→配置をリセットスペースキーをクリック→線を削除

将棋会館

将棋会館の前、二人の青年と一緒にいる。我々三人は将棋が強いわけではない。対戦や観戦が好きなだけ。将棋会館で働けたらいいな、などと思っている。二人の青年は口下手だ。私も得意ではないが、まだマシ。それで私が交渉することになった。台車で荷物を運…

発明ベルト

近所を歩いている。歩きながらプログラミングしている。近頃、ビジュアル プログラミング言語に夢中。マイブームなのだ。同じ道を少年たちが走っている。近所の中学校の運動部だろう。よし、試作品が完成した。さて、作ったばかりのベルトを腰に装着しよう。…

優秀な新人

我が部署に新人が配属されてきた。大変に優秀な人材である。しかも、まだ中学生だという。まったく大したものである。若くして一人前と認められたわけだ。そんな優秀な新人、どう扱えばいいのか。わからないので、とりあえず取り組み中の作業を手伝ってもら…

院内徘徊

病院前の屋根ある駐車場みたいなところ。私はここの職員であるらしい。女医かもしれないナースが現れる。「私があなたの担当です」「ああ、そうですか」他に返答のしようがない。言われてみれば、定期健診の時期だったか。所定の場所へ早目に行かねばならな…

道具から

資産家で慈善家な男がいる。彼は新しいことを始めようとする人たちに道具や活動資金を無償提供している。最初は透明なポリ袋に入った小さな道具。二番目も同様な小物。三番目には黒いポリ袋に入った何か。金貨ではないかと噂されているが、定かでない。それ…

先導する

総合病院を連想させる大きな建物。廃業した元病院かも。休日にせよ、誰もいない。一部を除いて出入り口は施錠されている。ところが、なにやら緊急事態。「急げ。裏に出る通路があるはずだ」男勝りな女の声。ドタドタと靴音もする。女性レスキュー隊ではなか…

Strange Rings

Scratchにてプログラミング。楕円軌道を描きながら奇妙な回転運動をする。5パターンの動きがランダムに出現。

極楽の雪

それは夢の中で見たようなシーンだった。実際、ある夢の途中で見たのである。あまりにも映像的に見事だったので これは決して忘れてはいけない、と思った。だから、その次の夢でも思い出した。早くメモしなければ、と目覚めたのである。話の前後の展開は忘れ…

到着しない電車

駅のホームで電車の到着を待っている。だが、いくら待てども到着しない。到着を予告するアナウンスもない。遅れを詫びるアナウンスもない。まったく到着する気配がない。待つ人たちのほとんどはベンチに腰かけている。そのまま死んでいるかのように静かだ。…

ひげの中国人

中華料理店の窓際にある総菜売り場で店主である中国人男と話をしていた。「つまり夢とは、イメージの乱数メーカーさ」そんな話題ではなかったような気がする。「遅かれ早かれ、いずれ人は死ぬものだからね」「そうそう。いちいち騒ぐほどじゃない」この際、…

お泊まりの続き

会社の事務所のような部屋。芸能プロダクションを連想させる。だが、食堂も兼業しているようだ。なぜなら、コロッケなどの惣菜メニューが木札となって壁に掛かっている。ただし、社員が注文するだけみたいなので社内食堂とでも呼ぶべきかもしれない。ところ…

初泊まり

彼女が我が家に初泊まり。いやらしいことをした記憶もないのにおれの下半身はなぜか裸だ。これから寝るのにまずかろう。彼女はリュックサックから衣類を取り出す。「これ、どうぞ」おれにパジャマを貸してくれるつもり。だが、下着なしに彼女のパジャマを着…

知り合えない

待ち合わせていたんだ。海か山か、とにかく楽しいところへみんなと一緒に出かけようとしていた。知り合いのクルマに乗ってね。その知り合いが誰なのかは知らないけど。そしたら、知らない若い女どもが集まり なれなれしく話しかけてくるんだよ。「こんなクル…

Life Balls

Scratchにてプログラミング。 旗をクリック。 カラーボールが増殖する。 [Size]と[Activity]で増殖を制御。

姿見スマホ

知り合い夫婦と一緒に電車に乗っている。夫婦はシートに座り、私は立っている。奥さんは妙に細長いスマホを持っている。その画面に細長い物体を映し出す。ショッキングピンクの靴ベラみたいなの。奥さんは自慢そうに見せるがその映像より、スマホ本体の方が…

悪党ども

そう、その通り。あいつらは根っからの悪党だ。やりたいことをやる。やりたくないことはやらない。あの男は手に負えない。やってはいけないことをやる。あの女は慎みがない。喋ってはいけないことを喋る。相手の気持ち、知ったこっちゃね。他人の迷惑、おか…

名医の執刀

学校の職員室で問題発生。ただし、具体的な内容は忘れた。まあ、よくある話だ。そこに追われて逃げる人物がいるわけ。じつは彼、眼科または外科の名医。逃亡する前にすることがある。同僚の角膜交換手術を瞬時に終わらせる。ついでに私のもやってくれた。施…

休まない市長

ハードボイルドな劇画タッチ。彼は若くして市長をやっている。市民に絶大な人気があり、仮にAと呼ぶ。Aにはライバルがいる。裏社会の市長と目される男で、仮にBと呼ぼう。Bは滅多に休まない。それが犯罪であろうとなかろうとほとんど毎日のように休むことな…