夕暮れが迫っていた。急がねば。村はずれに首切り地蔵が祭ってある。罪もなく打ち首にされた村人の慰霊だ。道の真ん中、地蔵の首が落ちていた。気味悪いが拾い上げ、戻そうとした。だが、首切り地蔵の首はちゃんとついてる。慈愛の表情。あわてて首を投げ捨…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。