家に帰る途中、手首が落ちていた。どうやら若い女の左手らしい。「なんて愛らしい。 この白魚のような指たちときたら」嬉しくなって、それをポケットにしまった。足取りが軽い。交番の前なんか知らんぷりして素通りだ。角を曲がると、腕が落ちていた。「なん…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。