夜、眠れなくて ひとり、灰色の舗道を歩く。ふと気づく。自分の影が白い、と。腕を上げると、白い影も腕を上げる。脚を開くと、白い影も脚を開く。やはり、舗道のラクガキなどではない。正真正銘、自分の影だ。辺りを見回してみる。いくつもの白い影が あち…
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