若者がひとり山道を歩いていた。前方には深い谷がある。やがて、吊り橋が見えてきた。たった今、向こう側から老婆が渡り終えところである。不気味なほどに腰が曲がった老婆だった。「あんた、よそ者だな」「ええ、道に迷いまして」「それにしても、大きくて…
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