ひなびた山奥で ひとり笛を吹いていた。鳥のさえずりに調子を合わせ そよ風のささやきに旋律をのせ・・・・ これでも都では、一時期ではあるが 「笛の名手」と称えられていたものだ。やがて吹き疲れ うううんと背伸びをする。見上げると、木の上に猿がいた。小枝…
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