霧に煙る湖面に小舟 ゆらりろ ゆらりら ゆれ ゆれて おぼろ月ふたつ 櫓(ろ)はひとつ ゆれるや小舟 寄る辺(べ)なく濡れたなら 絹の衣(ころも)は肌の色 ぬらりろ ぬらりら ぬれ ぬれて 波紋は乱れし 蛾(が)の鱗紛(りんぷん) 笛吹くな 竜神様が顔を出す「ゆっく…
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