ひとり、氷の国を旅していた。 果てしなく広がる氷原を徒歩で渡っている。 見上げる空は氷の天井のようだった。 突然、足もとの氷が割れた。 まるで雲を踏んでいるような感じ。 割れた氷は流氷となり、陸地を離れる。 クジラの背にでも乗っているのか しぶき…
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