南極大陸に一頭の白熊がいた。 すっかり老いぼれた雄の白熊だった。なぜか氷原に一本の棒が立っていて 白熊はその棒のまわりを歩きまわっていた。くたびれたようにぐるぐるまわっていた。いつまでも飽きずにまわり続けていた。南極の空にはオーロラが美しく…
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