少年はいつも車椅子に乗っていた。彼には両足がなかったのだ。「生まれた時からなかったんだ」少年は僕に話してくれた。「でも、かわりに翼がある」それらしきものは見えなかった。「そう。見えない翼なんだ」少年の瞳はきらきら輝いていた。(ないのは、足…
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