わき道に入ったら迷子になった。近道のつもりが遠まわりになり 角を曲がるたびに道幅が狭くなるのだった。見慣れぬ光景が次々と目に入る。カエルの干物を売る店、カメの甲羅を頭で割る男、飾り窓から尻を突き出す厚化粧な女。見知らぬ異国の街なので まった…
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