恐ろしく長い石段だった。その石段を俺は上っている。どこまで続くのか、上は霞んで見えない。足が疲れたので、途中で休むことにした。石段に腰かけ、ぼんやり見下ろす。どこから続くのか、下も霞んで見えない。やがて下の霞の中から片腕の男が現れた。さっ…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。