おれたちは向こう側の人たちと争っている。町名も知らない隣町の住人たちだ。どちら側も武器は持っていない。ただ徒党を組んで前進するのみ。我々は一本の大きな木を挟んで対峙した。これを越えて進出した側の勝ち。それが暗黙の了解のようになっている。こ…
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