Tome文芸館 Annex

自作読み物を紹介。動画用朗読音声を常時募集。英訳はGoogle翻訳。

難問

ここに数珠じゅずがあります。
それぞれの珠たまは、1から始まる自然数のどれか一つを意味します。

3個の珠による数珠の場合、[-1-2-4-]という配置なら 
単独または一連の珠の組み合わせにより 
[1][2][1+2][4][1+4][2+4][1+2+4]と1~7までの数が表せます。

    1
 4
    2

このようにつながった珠の組み合わせにより
1から順番に最大数まで表せる数珠の配置を
4個の場合、5個の場合、6個の場合・・・・と考えてみてください。



Scratchにてプログラミング。


組み合わせは n(n-1)+1 通りなので、7個の場合は43通り。
7個で1~43の数が表せるかどうか。

乱数を使ったプログラムを実行した結果、いつまでも解答が出ない。
おそらく7個の場合は成立しないのだろう。

仮に最大数が22の場合、23は[1-22]、24は[22-2]、25は[1-22-2]、
26は[3-1-22]までが必然で、27は[1-3-1-22]または[22-2-3]で破綻する。

また、最大数が10の場合、[1,2,4,7,8,9,10]でも合計が43に足らない。
同様に最大数11~21の場合をしらみつぶしに調べれば、判明するはず。