なんということもない女だった。
いわゆる美人でもなんでもない。
目をそらせば済む問題だった。
けれど、それができなかった。
その女から目をそらせないのだ。
しかも、それだけではない。
見るだけでは我慢できなかった。
その肌に触れたくてしかたない。
その女へと腕と指が勝手に伸びてしまう。
「いや。
やめてください！」
いや。
だめなのだ。
やめられないのだ。
触るだけでは満足できない。
まだ何かしなければならない。
撫でる。
揉む。
「誰か、助けて！」
ふざけるな！
助けて欲しいのは、こっちの方だ。
その長い髪をつかむ。
女は思いっ切り悲鳴をあげた。
違う。
こんなんではない。
両手で女の首を絞めてみた。
苦しそうにゆがむ女の表情。
これだ。
しかし、すぐに女は息絶えてしまった。
なんということ。
これではおしまいにならない。
困った。
もっと何かしなければならない。
女の死体を切り刻む。
その骨を折る。
その肉を喰う。
ああ、違う。
こんなんでは満足できない。
気が狂いそうだ。
いや、もう狂っているのか。
ああ、わからない。
底がない。
誰か教えてくれ。
この女は、いったいどういう女なのだ。
元「koebu」yayaさんが演じてくださった！
Bottomless Woman
She was a normal woman.
She is neither a so-called beauty nor anything.
It was a problem that I had to look away from her.
But I couldn't do that.
I won't look away from her.
And that's not all.
I couldn't stand just looking at her.
I just want to touch her skin.
Her my arms and my fingers stretch to her.
"Stop. Please stop!"
I can't.
I'm no good.
I can't stop.
I can't be satisfied just by touching her.
I still have to do something.
Stroking.
Knead.
"Someone help me!"
Do not be silly!
I want you to help me.
I grab her long hair.
She screamed as hard as she could.
This is different.
It's not like this.
I strangled her with my hands.
Her facial expression distorted painfully.
This is it.
But soon she died.
I can not believe that.
This is not the end.
I was in trouble.
I have to do something more for her.
I chop her corpse.
I break her bones.
I eat her meat.
Oh no.
I can't be satisfied with this.
I'm going crazy.
On the contrary, am I already crazy?
Oh, I don't know.
She has no bottom.
Please tell me somebody.
What kind of woman is she?
